2019年08月12日

誰のための学校建設か? その3


町内にこの先、こどもが何人誕生しようが、何人去ろうが関係なく、学校建設が目的化していることを如実に示しているやりとりが町の議会であったので紹介しよう。


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どうなっている当別の「一体型義務教育学校基本構想」〜児童生徒数の見通しもなく学校建設


私が新聞記者なら、当別町議会のやりとりを傍聴したらこんな見出しの記事を書いたろう。
2018年第4回当別町議会定例会が12月4日から始まった。5日には総務文教委員会が開かれ、一体型義務教育学校の基本設計の委託業者が決定された旨の報告が理事者からなされた。それに対して会派新風の山崎公司委員は次のように質問した。

「開校時(平成34年)の児童生徒数は394名と示されていて、教育長も400名規模の学校建設を目指すとしているが、例えばこれから10年先、平成40年の児童生徒数はまったく発表されていない。子ども数の将来予測なしに「基本構想」にあるような学校規模を示す内容が本当に良いのか?」

これに対して教育委員会事務局は、「10年後の児童生徒数は持ち合わせていない」と答弁。さらに「後日説明させていただきたい」とのこと。

山崎委員は、「わずか6年先(平成40年)の児童生徒数の見通しがないというのは、理解に苦しむ。なのにこんな大きなものを莫大な予算をかけて(他にやらなければならない施策もあるのに)やって良いのか。慎重に議論する必要がある」と結んだ。山崎委員と同様、一町民の筆者も本当に理解に苦しむところ。山崎委員自身、この件に関しては「総論賛成」なのだから、理事者側にしてみれば怖い存在ではないのだろう。

それにしたって、「後日説明」って、「議会の場で」なのかそれとも「個人的に」なのか、不可思議なやりとりだ。町民を小馬鹿にしているとしか言いようがない。そんな答弁で議論を閉じる委員も委員である。とにかく、何のために40〜60億円もの予算を投入するのか。町民の監視がなお一層必要だ。

新築から10年も経たないうちに閉校という運命をたどった町内中小屋地区の鉄筋コンクリート造の旧町立中小屋小学校。これも、教育行政側の見通しがお粗末だったからではないか。立派な姿で廃校になっている旧校舎。こんな結末をたどるのは税金の無駄づかいでしかない。
※この記事はyou tubeの議会中継(録画)を参考にした。

(「ゆめの種子(たね)通信」第22号(2018年12月))
posted by yagi at 21:55| Comment(0) | つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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