2016年10月21日

道の駅農産物直売所

来年秋に開業予定の道の駅農産物直売所の「出荷希望者説明会」がありました。

農産物直売所への出荷事業は、道の駅全体を管理運営する会社とテナント契約する既存の農業者で作る「運営協議会」が受け皿になり、出荷を希望する個々の農家はこの運営協議会に入会を申し出るような「仕組み」がすでに〈どこか〉でできあがっているようなのです。

まず驚いたことに、説明会では、道の駅の概要や開業までのスケジュールを説明する役場職員が、本来、運営協議会が説明すべき具体的な出荷に関わる個別事項(入会資格や入会金、会費、販売手数料など)まで説明をするのです。この会議にとって役場職員は「ゲスト」だと考えていたら、その人が全体を説明してしまうのですから、一出荷希望者としては「前途多難」と思わざるを得ないのです。

出荷を希望する個々の農家はこの運営協議会に入会を申し出るような「仕組み」なのですが、基本的な条件を示していると思われる「運営協議会規約」「管理運営規程」(というものが存在するらしい)を、出席者に示すこともなしに「入会届出書」を提出してくださいというのです。

それでいて役場職員は、「出荷規範」とか言って不良な商品を出荷したなどの農家には罰点を課し、最悪の場合除名する、とか説明するのです。「新しくできる道の駅を盛り上げてください」というのではなくて、当初から(不良)農家の「排除」の姿勢には驚くほかありません。

農協が「音頭」をとった会議の様相なのですが、最後まで主体性がどこにあるのか不明でした。まったく根拠も示さず入会金1万、年会費6千、販売手数料20%、なんて説明されても、「理解不能状態」は出席者共通でした。

役場のなかで、道の駅の利用者予測を立てている訳ですから、そこから直売所でどの程度の買い物をするか予測する、一方でどのような経費が見込まれるのかなどと考えると自ずと「収支計画」ができあがります。その上で、会費や販売手数料などを示すのが本来の形であり、説明会での説明は本末転倒ではないでしょうか。広く考えれば、要するに農産物直売所の中長期的なビジョンが必要なのです。

「お飾り」の運営協議会でいいのでしょうか? これでは道の駅を作った役場も、毎日ハラハラドキドキ、気が落ち着きませんね。

来年9月下旬のオープンという「道の駅」。もうほとんど地場野菜が無くなる時期のオープンです(多分、直売所のことなどを考えること無く開業日が決められたのでしょう)。「農産物直売所は再来年(2018年)春先からやります」くらいのことが言えるような、しっかりとした運営協議会が求められます。




posted by bitt at 21:05| Comment(0) | 六次化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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