2014年12月06日

「司書資格」が泣く。

今年最後の地元広報「広報とうべつ」12月号が配布されました。なにげなくページを繰っていたらこんな記事に出合いました。「図書館司書を募集します」。自分の知らないうちに図書館が作られることになって、それで専門職を募集するのかな、と思ったり。説明書きを読むと「図書室の管理と運営業務を」する人を募集するということのようです。それでいて応募資格には、「図書館司書の資格を有する60歳未満」の方だと。
一体何を考えてこのような募集案内を出すのでしょう? 「司書」の採用といいつつ、その実は管理人なんですね。こんなんじゃあ司書資格が地に落ちるばかりです。
役場が土木や建築の技術職を採用するのと同じ発想がどうしてとれないのか不思議です。採用時、「図書館司書を命ずる」との辞令が出されてはじめて司書が「誕生」するのであって、週末管理人はどういったって管理人であって「司書」ではないんです。町民をごまかしているとしか言いようがありません。

「図書室の管理と運営業務」に資格なんてどうして必要なのでしょうか。返却本を配架、貸出しの世話など現況図書室の管理人がしている仕事に、資格の有無を問う必要はないでしょう。こんなときの資格要件は、むしろ「勤務時間」の条件で働いてみたい人の選択を狭めていることになっているのです。
このような「募集案内」原稿を、広報作成窓口はきちんとチェックしているのでしょうか?

それにしてもこの記事にも出てくるのが「ふくろう図書館」という名称。なんにも知らない人は「図書館」「図書館司書」なんてことばがヒョイヒョイと出てくると、「小さいながらも、おらがマチには図書館があるじゃん」なんて勘違いする人が出てくるでしょうね。行政はそれをねらっているとしか思えませんね。

IMG_0868.JPG


posted by bitt at 00:15| Comment(0) | 図書館・博物館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。